日本時間2021年10月19日午前2時に、邦題「パワー全開。」のAppleイベントが開催された。
イベント前には、MacBook Pro、Mac Mini、AirPods3の計3製品の発表が噂されていたが、Mac Miniは発表されなかった。
この記事では、今回のイベント前に噂されていた情報と、実際の情報がどれほど正しかったかを検証してみる。
14・16インチMacBook Pro
14・16インチMacBook Proは21つの噂のなか、12つ当たった。(的中率: 57%)。

イベント前に出ていた噂はこちら
当たったものにはチェックを入れている
- ディスプレイにミニLED搭載→Liquid Retina XDRディスプレイ(ミニLEDバックライトを搭載)
- ベゼルが小さくなり、底部の「MacBook Pro」表記がない
- デザインはiPhoneのようなフラットなもの
- iPhoneのようなノッチがある
- 認証はTouch ID
- ノッチに搭載されるのは、カメラとTrue Toneセンサー、マイク
- RAM(メモリ)は16GB〜32GB、16インチのみ最大64GB→M1 Maxのチップを選択すれば14インチも16インチも最大64GBのユニファイドメモリに変更可能
- ストレージは512GB〜2TB→最大8TBのSSD
- MagsafeとSDスロット、HDMI端子が復活+USB-C(Thnderbolt端子)
- Magsafeは新型のものを採用(2015年モデルとは別物の新たな充電アダプタ)→Magsafe3(30分で最大50%まで充電可能)
- 左側にMagsafe、USB-C(Thnderbolt端子)×2→+ヘッドホンジャック
- 右側にHDMI端子×1、USB-C(Thnderbolt端子)×1、SDカードスロット×1→SDカードスロットはSDXCカードリーダー
- 価格は税込約¥217,800からで、14インチと16インチでほとんど変わらない→14インチが税込み¥239,800、16インチが税込み299,800から
- 14インチはバッテリー容量が16%増加(現行13インチMacBook Proと比較)→バッテリーは増えているが%は不明。ワイヤレスインターネットの使用可能時間で比較すと14インチは最大11時間、13インチは最大17時間で持続時間は減っている(高性能プロセッサのため)
- プロセッサはM1X・M1Z・M1Pro・M1 Maxのどれか (とりあえずM1 + アルファベット)→どれかではなくM1Pro・M1 Maxと2種類から選択可能。
- HDMI端子×1、USB-C(Thnderbolt端子)×1、SDカードスロット×1→SDカードスロットはSDXCカードリーダー
- CPUが10コア(高性能コアが8コア・高効率コアが2コア)でM1と同じ3.2Hz→M1 Proは高性能コアが6コア・高効率コアが2コアの合計8コアのモデルもある
- GPUは16コアと32コアの2種類→14コア、16コア、32コアの3種類
- FaceTimeなどで使用できるWebカメラは1080p (現行720p)→1080pのFaceTime HDカメラ
- 120Hzのリフレッシュレートに (現行60Hz)→ProMotionテクノロジー(最大120Hzのアダプティブリフレッシュレート)
- 14:9の画面アスペクト比(現行16:10)→約16:10.4のアスペクト比
その他情報(2020 M1 13インチ/2019 16インチモデルと比較など)
2020 M1 13インチ/2019 16インチモデルと比較して以下の性能アップや違いがある。
- 13インチに比べて14インチが0.2kgプラス、2019年に比べて16インチが0.1kgプラス
- ビデオ再生時に空間オーディオに対応したスピーカーを搭載(スピーカーは6つ)
- 16インチがWi-Fi6に対応
- 10/26発売 予約はすでに可能
- AirPods3、AirPods Pro、AirPods Max使用時の空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングに対応
- メモリを64GBにするにはM1 Maxを選択する必要あり
- メモリ帯域幅:M1 Pro→200GB/s、M1 Max→400GB/s
- 同封される電源アダプタが、14インチが67W(8コア)96W(10コア)、16インチが140Wに
- 8コアで)96Wの電源アダプタに変更する場合は+¥2,100
- 14インチと16インチともに処理能力がアップ
- メディアエンジン
- M1 pro
- ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW
- ビデオデコードエンジン
- ビデオエンコードエンジン
- ProResエンコード/デコードエンジン
- M1 Max
- ハードウェアアクセラレーテッドH.264、HEVC、ProRes、ProRes RAW
- ビデオデコードエンジン
- 2つのビデオエンコードエンジン
- 2つのProResエンコード/デコードエンジン
- M1 pro
- メディアエンジン
AirPods3
AirPods3は9項目の噂中、4項目が正解だった。(的中率: 44%)

イベント前に出ていた噂はこちら
- AirPods Pro似のデザイン
- バッテリー容量20%増加(第2世代と比較)→本体のみで、1回の充電での再生時間が最大6時間に(AirPods2は5時間)
- 充電ケースがリニューアルされ、ワイヤレス充電のみに対応→Lightning端子あり(MagSafeにも対応)
- ノイズキャンセリング機能は搭載されないがハイレゾレス再生対応
- 持ち手部分の軸はより短く→高さ:30.79 mm(AirPods2は40.5mm)
- H2チップ→H1チップ
- フィットネストラッキング搭載
- イヤーチップがない
その他情報(AirPods2と比較して変わった点)
AirPods2よりもオディオテクノロジーなどの性能が上がっている。
- 本体重量がが0.28gプラス
- 耐汗耐水性能(IPX4)
- 同封のケーブルLightning – USB-Cケーブル
- 対応端末 iPhone6s以降 iPadmini4以降(その他iPadは同じ) iPod touch第7世代以降
- センサー:デュアル光学センサー→肌検出センサーに(ポケットでの誤作動を防ぐ)。プラス加圧センサー
- オディオテクノロジーに以下を追加
- アダプティブイコライゼーション
- 専用の高偏位ドライバ
- 専用のハイダイナミックレンジアンプ
- 空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング
- 加圧センサコントロールが異なる
- 1回押して再生、一時停止、電話に応答
- 2回押して次の曲にスキップ
- 3回押して前の曲にスキップ
- 長押しでSiriを起動
- 「Hey Siri」と話しかけるだけで、曲の再生、電話の発信、経路のチェックなどの操作
- より細かい探す機能
- 現在地がわかる(AirPods2は最後に接続した場所)
- 手元に離れると通知
- マイクの風切り音が低減
- 10/26発売 予約はすでに可能
その他製品やサービス
- AirPods ProがMagSafe対応充電ケースに
- HomePod miniが新たにイエロー、ブルー、オレンジの3色追加(発売日は2021年11月)
- Apple Musicにvoiceプランが登場
- 月々480円(Amazon Music UnlimitedやSpotifyよりも安い)
- Apple製品以外での使用、空間オーディオ、ダウンロード、歌詞表示は不可
まとめ
以上が検証してみた結果だ。
14・16インチMacBook Proの的中率44%だが、外れた内容もほぼ正解といっても過言ではないものばかりだった。
なお最初に記載したとおり、Mac miniは発表されなかった。Mac miniに出ていた噂が気になる方は下の記事からチェックを。
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